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高校生のみなさんへ

 私たちは大阪大学で量子コンピュータの研究を行っています。みなさんに、私たちが何を考えてどんな研究をしているか知っていただきたいと考えて、若手教員の著書を紹介させていただきます。

大阪大学 量子情報・量子生命研究センター
センター長・教授 北川勝浩

 

驚異の量子コンピュータ 宇宙最強マシンへの挑戦

 藤井 啓祐 著

 岩波書店 1,500円(税別)

(著者からのメッセージ)

 量子力学は電子や原子など直接目では見えない世界を支配する最も基本的な物理法則です。量子力学の世界には直観的には理解し難い不思議な現象がたくさんありますが、そのような現象をコンピュータの原理として利用する次世代コンピュータ、量子コンピュータが世界的に注目を集めています。量子コンピュータの研究は、物理と情報という全く異なる2つの分野の融合領域であり、知的好奇心をそそる基礎的な研究が、実用に直結するという、現代の科学技術の数少ないフロンティアだと思います。量子コンピュータの実現にはまだ10年、20年の研究開発が必要といわれていますが、みなさんがちょうど私の年齢(36歳)になるころには量子コンピュータが使われている時代になっていると思います。そんな量子コンピュータを大学で一緒に創りませんか?量子コンピュータへの熱い気持ちを本に書き込みましたので、ご一読いただければ幸いです。

大阪大学 基礎工学部 電子物理科学科
大学院基礎工学研究科 システム創成専攻 電子光科学領域
教授 藤井啓祐

 

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